カーボンプライシングわかりやすく説明!排出量取引やデメリットは

カーボンプライシングとは? ニュース

どうも、こんばんは。むーさんです。

本日2020年12月18日に記者会見で、小泉進次郎環境相がカーボンプライシング(CP)活用を目指す考えを示したそうですね!

さて、そこで話題となっているカーボンプライシングとは一体の事なのでしょうか?

更に、その「カーボンプライシング」を活用したらどのようなメリットがあり、デメリットがあるのかと言う事を調べてみました!

カーボンプライシングとは?

さっそく、カーボンプライシングが何なのか説明していきたいと思います。

カーボンプライシングとは

二酸化炭素(CO2)に価格を付け、企業や家庭が排出量に応じて負担することで、CO2の排出削減を促す施策の総称。主な施策に、化石燃料の使用に伴うCO2排出量に応じて課税する「炭素税」と、CO2の排出超過分や不足分を国同士や企業間で取引する「排出量取引制度」がある。

炭素税は1990年代より欧米を中心に導入が進み、排出量取引制度は2005年に欧州連合(EU)が導入して以降、北米やアジア諸国でも導入が広がっている。

17年現在、日本では「地球温暖化対策税」として炭素税が導入されているが、諸外国に比べて税率は極めて低い水準にある。

また、排出量取引制度も一部の地方自治体での導入に留まっており、全国的な制度の実現には至っていない。

日本は16年に発効した地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に基づき、温室効果ガスの排出を50年までに80%削減する目標を掲げていることから、環境省がカーボンプライシング制度の本格的な導入を検討し、18年度前半までに提言をまとめるとしている。

コトバンクより引用

はい!これがカーボンプライシングです!

といわれても、もう少しわかりやすく説明してほしいという声が聞こえてきそうです(;・∀・)

カーボン・プライシングとは、一言で言えば

炭素税や排出量取引などにより炭素に価格を付けることです。

炭素に価格がつくことにより、二酸化炭素(CO2)を排出している者は排出を減らすか、排出の対価を支払うかを選ばざるを得なくなりますよね。

そういうルールを国ごとで決めていくことによって、二酸化炭素(CO2)をみんなで意識的に減らしていき、気候変動(温暖化や氷河期到来)などの環境問題を防ごうという取り組みなわけです。

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排出量取引とは?

カーボンプライシングの説明にも少し出てきましたが

「排出量取引」とは一体何なのでしょうか?

排出取引(はいしゅつとりひき、英語:Carbon emission trading)とは

各国家や各企業ごとに温室効果ガスの排出枠(キャップ)を定め、排出枠が余った国や企業と、排出枠を超えて排出してしまった国や企業との間で取引(トレード)する制度である。排出権取引排出量取引ともいう。京都議定書の第17条に規定されており、温室効果ガスの削減を補完する京都メカニズム(柔軟性措置)の1つ。

排出取引の方式は主に2種類ある。キャップアンドトレード (Cap & Trade) と、ベースラインアンドクレジット (Baseline & Credit) であるが、多くの排出取引で前者が用いられている。

Wikipediaより引用

と言う感じらしいですね。

上記の引用でも十分わかりやすいですが

もっと簡潔に言えば、、、

 

排出量を超えてしまった国や企業が、排出量の枠が余った国や企業と排出量の枠を取引する。

 

と言う事のようですね!

カーボンプライシングによるメリットは?

カーボンプライシング(CP)が環境保護のために世界で進められていると言う事は分かりましたが

カーボンプライシング(CP)を活用することのメリットとは、具体的にどのような点があるのでしょうか?

具体的なメリットを表で見ていきましょう!

カーボンプライシングのメリット

※環境省の「カーボンプライシングの意義」と言う資料より

「何やら、文字が多くて読む気にもならない。」

と言う方もいらっしゃると思います。

私自身も文字が多いとスルーしてしまいがちです…(;^_^A

 

そこで、私なりのメリットの解釈を書いていきたいと思います。

 

【炭素の排出量に金額を付ける事によるメリット】

  • 社会全体を変えるコストが低い
  • 金銭的な損得がある方が自主的に行動(対策)する
  • 具体的な対策を立てる事で短期間で結果が出やすい
  • 排出者自身が選択することが出来る
  • 各々が自主的に行動する事で環境問題の改善が図れる
  • 排出量の削減やその為の技術開発に対して、インセンティブが与えられる

 

と言った感じですかね?

人間、お金が絡むと誰でも損はしたくありませんよね(◎_◎;)

 

ただ

「環境問題に取り組みましょう」

「炭素の排出量を減らしてください」

と言われても、漠然としていて何をしたらいいのかもわかりません。

それに、「いうだけなら簡単だよ、現場の事何も分かっていないくせに!」

等と一蹴されるかもしれませんし、なかなか規制が難しい所があると思います。

 

しかし…

「排出量に応じてお金がかかりますよ!」

と言われたらどうでしょうか?

企業に直接的な影響が出てきてしまいますし、経営にも関わってくるかもしれません。

嫌でも、各々の会社で対策を考えてどうにか排出量を減らそう

行動を起こさざる得なくなりますよね?

 

その結果、短期間で社会全体の排出量を減らすことが出来、環境問題を改善することが出来るであろう。

と言うメリットがあるわけです。

カーボンプライシングによるデメリットは?

さて、お次はデメリットについてですね!

カーボンプライシング(CP)を活用することのデメリットとは、具体的にどのような点があるのでしょうか?

具体的なデメリットを表で見ていきましょう!

カーボンプライシングのデメリット

※環境省の「カーボンプライシングの意義」と言う資料より

はい。こちらも少し小難しく書いてあり、横文字も出てきています。

「アウトサイダーがフリーライドして」って部分なんて

「え?急に英語?なになに?わかんない」ってなっちゃいますよ。(少なくとも私は…)

全部読んで納得できる方、正直凄いと思います!(*^_^*)

 

因みに

アウトサイダー ➡ 第三者
フリーライド  ➡ 活動に必要なコストを負担せず利益だけを受ける者・ 不労所得者・不正乗車

みたいな意味合いです。

 

私自身も調べつつですが、私なりの何となく解釈です。

 

【炭素の排出量に金額を付ける事によるメリット】

  • 目標未達成だった場合のペナルティの取り決めがしっかりできていないと、頑張った人が不公平になる
  • 情報公開が必要。ルールがしっかりしていないと第三者が不正に利益を得る可能性がある
  • 強制力や拘束力が弱い為、炭素排出削減に向けて取り組まない事業所もあるかもしれない
  • 各々の事業所がどの様に削減化に取り組むのか不明なため正確な予測データが作れない
  • 社会全体として低炭素化を進める事はできるが、減らすべき所の削減がされない可能性がある

と言った感じでしょうか?

 

デメリットとして挙げられている多くの点としては

「現在のままの制度では不備がある」と言ったところですね。

 

もっと、情報公開の義務付けペナルティの制定など、しっかり制度内容をしっかり突き詰めていかないと

制度の抜け目から実際は低炭素化に取り組んでいないのにもかかわらず、甘い汁だけ吸う人が出てしまったり

それによって、真面目に低炭素化に取り組む人たちがまるで無駄な努力をしているような流れになってしまう。

そうなっては、誰も真面目にやらなくなってしまい、結果として環境問題を改善できないと言う事になってしまい

デメリットを取り越して本末転倒です。

 

この制度を実用化していくためには、もっといろいろな面から改善していく必要がありますね。

まとめ

カーボンプライシングって何?っていう所から

カーボンプライシングのメリットやデメリットについて書いていきましたが、いかがでしたでしょうか?

カーボンプライシング自体はとてもいい案だと思います。メリットをしっかりメリットに出来るように、しっかり突き詰めて良い制度を完成させてほしいですね!

 

では、この辺で。

今回も最後まで読んでくれてありがとうございました(=^・・^=)

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