タイタン号の遭難(タイタニック見学の潜水艇)原因や壊滅的な問題

タイタン号の遭難(タイタニック見学の潜水艇)原因や壊滅的な問題 ニュース

どうも、こんにちは。むーさんです。

1912年に沈没したタイタニック号を見学できる、「潜水艇タイタン号での探索ツアー」というものがあったようです。

私は知りませんでしたが、きっと潜水艇タイタン号を知っていた人は今日までそう多くはなかったでしょう。

そのタイタン号が遭難したということで、ニュースでも大きく取り沙汰されています。

今回は、そんなタイタン号についての噂のあれこれを調べてみました。

タイタン号でのツアー内容

先ほども少し述べたように、タイタン号は、1912年に氷山と衝突し太平洋に沈没したイギリスの豪華客船【タイタニック号】を見学しにいく潜水艇です。

深海3800メートルの海底に沈んだ沈没船を、潜水艇で潜って見にいくのです。

この探索ツアーを運営しているのは、オーシャンゲート社です。

同社はこのツアーを、「日常生活から飛び出し、真に非日常的なものを発見するチャンス」だと宣伝していました。

現在1回目が進行中で、来年6月にもう2回計画しているという事です。

 

探索時間:行きと帰りを合わせて約8時間
乗船定員:操縦士を合わせて5人
乗船費用:3500万円

乗船費用が8時間で3500万円、という点からも察しがつきますが今回遭難した潜水艇に乗船していた乗客は富豪の方々です。

 

※同意書には「怪我・死亡・精神」について記載され、その中でも死ついては3回も言及されています。

 

更に潜水艇は外からボルトで止められており、中からは開けることができません。

乗客は誰

今回遭難したタイタン号の乗客はこちらの方々です。

① 投資会社アクション・グループ創業者で熱烈な冒険家のハミッシュ・ハーディング氏

② オーシャンゲート・エクスペディションの創業者で最高経営責任者(CEO)のストックトン・ラッシュ氏

③ パキスタン出身で同国で最も著名な実業家一族の一角を占めるシャーザダ・ダウード氏

④ シャーザダ・ダウード氏の息子

⑤ 操縦士であるフランス人のポールアンリ・ナルジョレ氏

 

ちなみに、ハーディング氏は深海での最長滞在時間などで3つのギネス記録を持っているそうです。

タイタン号の安全性はどうだったのか?

海洋技術協会は、タイタンの設計が

「DNV-GL安全基準を満たすか、それを超える」

と述べたマーケティング資料を発行するOceanGateに批判的だったようですが、同じ組織によって船舶を評価させる事はありませんでした。

 

オーシャンゲートは安全を謳って広告を打っていたが、開発当時から安全性に対しては疑問視する声があったという事です。

 

2018年に潜水艇分野の業界リーダーがストックトン・ラッシュ(オーシャンゲートのCEO)宛に

「潜水艇タイタン号の開発に関する壊滅的な問題の可能性」

について手紙を送ったようですが、その事についてオーシャンゲートはコメントを拒否しているそうです。

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壊滅的な問題点について

タイタン号は、深海約4000メートルからくる圧力に耐えられるのかという疑問の声もあったようです。

 

また、オーシャンゲート社は標準以下の船舶オペレーターを除外しなかった為に、オペレーターエラーが今回の事故の大部分の原因だと主張しています。

 

本来潜水艇には、定期的に居場所を明らかにするための音響ビーコンや、短いテキストメッセージを送る装置がついているべきですが、タイタン号には停電した場合でも使用できる音響ビーコンがついていなかったようです。

もし、タイタン号で大規模な停電が発生していたのなら、

潜水艇タイタン号は重量を落として再浮上し支援船と無線連絡を取るべきであったと言われています。

(無線用の別電源があればですが、、、)

タイタンは16時間経過すると自動的にオモリや足部分を切り離して浮上する設計だった様なのですが、航空機などによる海上捜索ではまだ発見されていません。

浮上していたとしても、海面に出ている面積が殆どない場合は探し出すのも難しいようです。

 

また、潜水艇タイタン号が沈没船タイタニック号の船体に引っかかり身動きが取れなくなっているという可能性もあるようなのです。

この場合、ソナー探知(水中にある物を音波によって探知する)には「タイタニック号」としての検出結果になってしまう為、場所の特定が難しいそうです。

 

そもそも、深海4000メートルまで潜れる潜水艇は、無人有人問わずかなり少ないらしく、

仮に深海で発見したとしても、深海から潜水艇を引き上げるのは難しいようです。

 

潜水艇タイタン号を発見したとしてできる事は、

オモリを外したり、引っ掛かりをとり、自力で浮上させる事のようです。

 

フランスの海洋開発研究所から無人潜水機(ROV)が捜査活動に投入されましたが、進展は未だありません。

ちなみにこちらの無人潜水機(ROV)は深海6000メートルまで潜ることが可能で、潜水中も母船とケーブルで繋がっている為、潜水の様子がリアルタイムで見られるそうです。

(もちろん操縦はテレビゲーム用のリモコンではありません)

タイタン号についての噂

タイタンについて様々な噂が出ています。

有り合わせの部品で適当に作られたようだという声も、、、。

ただでさえ複雑な海流が入り乱れ、深海での潜水艇の操縦は困難だと言われているのに、まさかテレビゲーム用のリモコンで操縦していたとは…。

確かに、3500万円払ってこんな狭い空間で何十時間も過ごすのは辛すぎます。

タイタン号の遭難の予言という声も。

タイタンという名前とタイタニック号のまさかの共通点も。

このタイミングで映画タイタニックが放送されるという間の悪さを指摘する声も。

まとめ

タイタン号は安全面で不安があると指摘されていたにも関わらず、そのまま今回のツアーを実行したことが今回の事故に繋がったと言えるでしょう。

酸素の残量が救助のリミットということもあり、緊迫した救助活動が続いています。

追記 捜索状況に進展か?

米国メディアは、捜索隊が「30分間隔で叩く音を聞いた」と報じています。

捜索隊のメモには、火曜日のいつ、どのくらいの期間たたく音が続いたのかは記録されていなかったようです。

しかし、生存の可能性が高まったと報じられています。

全員無事に救出されることを願うばかりです。

22日21時 追記 予備酸素について

潜水艇に残された予備酸素は96時間分との事でしたので、酸素切れということになります。

しかし、まだ潜水艇タイタン号は発見されていません。

リミットだった96時間も超えて、酸素切れとなってしまいましたが、今後どうなっていくのでしょうか?

24日 追記 タイタン号の破片発見

タイタン号の主要部分の破片が4つ発見されたそうです。

この破片の発見が、何を意味しているかというと、乗組員5人の死です。

タイタン号は水圧によって押し潰されたようです。

22日、タイタン号が消息を絶った直後に周辺の海域で爆発音のような音を、米海軍が探知していたそうです。

その為、捜索隊が聞いた叩く音はタイタンとは無関係であった可能性が高いようです。

遺体を探すことも難航すると見られています。

今回の事故で亡くなられた5人のご冥福をお祈りいたします。

 

 

では、この辺で。

最後まで読んでくださってありがとうございました/ᐠ ._. ᐟ\

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