どうも、こんばんは。むーさんです。
ニュースを見ていると「肝臓病の赤ちゃんにES細胞、国内初、移植までの治療に有効」
というニュースを見ました。
ここで、気になったのですが
「ES細胞って何?」
と言う事です。更にはiPS細胞という聞き覚えのある様な単語まで出てきて
調べずにはいられなくなってしまいました(;・∀・)
同じ気持ちの人もいらっしゃるかと思いますので
「簡単に」ES細胞やiPS細胞やその違いなどについてお話していきたいと思います。
(医療関係者の方がいらっしゃったらすみません(;´・ω・))
ES細胞とは? iPS細胞との違いは?
ザックリいうと
人の受精卵を使用して作られた、色んな細胞になることが出来る細胞の事です。
人の皮膚を使用して作られた、色んな細胞になることが出来る細胞の事です。
こんな感じだと思います。
これらの細胞は多能性幹細胞と言われており、ポイントは「色んな細胞になることが出来る」という点です。
人の体には、約37兆2000億個の細胞があると言われており
人の体はこれらの細胞から成り立っています。
しかし、臓器や皮膚など場所が違えば細胞の形も働きも違います。
別の細胞では代用する事なんて出来ませんよね?
ですが、これらのES細胞やiPS細胞は色々な細胞になることが出来るのです。
そうなると医療の幅も広がりますし、人類の歴史に大きな変化をもたらすであろうこれらの細胞は
今でもずっと研究され続けています。
倫理的な問題点とは?
こんな素晴らしい細胞たちに何の問題があるのかと思っちゃいますが
実は、ES細胞には倫理的に大きな問題点があったのです。
勘の良い方は、前述の【ES細胞とは】を読んだ時点で気付かれたかもしれませんが…。
そうなんです。ES細胞は「人の受精卵を使用して作られた」なんです。
つまり「受精卵」を使うと言う事は、一人の人間として生まれてくるはずだった命から作り出された細胞なのです。
もうここまで書いてて怖くなってきちゃいました(;´・ω・)
その倫理問題を解決しようとすると拒絶反応が出てしまったりと、中々どちらも同時に解決する方法が見つからなかったのです。
拒絶反応が出てしまう
元々、違う人間の遺伝子情報が組み込まれた「受精卵」ですので、医療で使うと「拒絶反応」を起こしてしまう事があります。
ES細胞を使うためには、それは避けられないと思われましたが
ある研究者が、拒絶反応を回避するアイデアを思い付いたそうです。
それは提供された「受精卵」から核を取り除き、治療を受ける患者の核を入れるというものでした。
そうすると、自分の核から作られた細胞となり、拒絶反応を起こしにくいというものでした。
なんだか何かと似ていませんか?
そうです、このアイデアはクローン技術を利用したものなのです。
そうなると、また倫理問題となってしまうのは目に見えていますよね。
この状況を変える事になったのが、iPS細胞。
iPS細胞は皮膚から作ることが出来ますから、患者本人の細胞で治療することが出来て
拒絶反応の心配もありません。画期的ですね!
まとめ
この細胞の研究が進めば、医療は更に良いものになっていくでしょう。
研究をしてくれている研究者さん達って凄いですね!
では、今日も最後まで読んでくれてありがとうございました(=^・・^=)
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